もう一度、あの快感を味わいたい。

もう10年以上も前になるのですが、『スープラ』を乗り回していた時代があります。デザインもカッコよくて、運転席は、まるでパイロットのようで、いつも得意気でした。
スープラは、加速の反応がとてもよく、コーナリングも安定していました。自分と車体とが一体していました。とても気持ち良い走りをしてくれていました。
私は、天気がいいと、スープラで海までドライブしたり、月光浴したり。イヤなことがあると、スープラで高速飛ばしてふっきったりしていました。車の中で聴くためのCDを購入したり、アルバムを編集したりするのが趣味でもありました。洗車するのも楽しかったです。
そんな大好きなスープラを、手放さなくてはならない時がきました。急遽、首都圏に引っ越しをすることになってしまったのです。車を通勤に使わないし、どこへいくにも電車が便利ですし、必要ではありませんでした。娯楽に持つには、負担が大きくて。駐車場代も高く、出費も多く、維持できそうもありませんでした。
なので、スープラを知人の紹介の買い取りセンターへ出すことに。とても寂しく、自分の財力のなさが悔しかったです。ただ、救いだったのは、買い取り担当の営業マンが、とても誠意のある方だったので、安心しました。このスープラが、店頭に並んだら、私が買いたいと思いました。
今でも、あのエンジン音や、加速を鮮明に思い出します。もう一度、あの快感を味わいたいです。いつか、もう一度、乗りたいです。

にわか86ドライバー

最近ある有料動画配信サービスで「頭文字D」を全て見ました。豆腐屋の息子藤原拓海が、中学生の頃から毎朝スプリンタートレノAE86で豆腐を配達していたおかげで神技ドラテクを身につけたという実に漫画的なストーリーが面白いです。なぜ今になって20年以上前の漫画を見たかというと、私も20年ほど前この漫画に影響されて通称86に乗っていたからです。
いや正確に言えばトレノの兄弟車レビンの86に乗っていたのです。ちなみにレビンも、この漫画にもライバル写真として登場しています。今から思えば本当はトレノの86が欲しかったのですが、この漫画のせいでトレノの86の人気は爆発しどこにも売っていなかったのです。20年前はネットなどあるわけではなく、中古車専用の雑誌で探すのが一般的でした。そこでトレノを見つけてあわてて電話しても売り切れているのが状態化していたのです。しかたなくレビンの86を市内の中古自動車販売店で見つけて妥協しつつ購入したのを思い出しました。正直車の性能は同じで見た目だけが違います。レビンの一見普通の自動車の外見よりも、トレノのライトがパカッと開くかわいらしいフォルムが魅力だったのです。
ちなみに私は走り屋などではなく、全くのどノーマル状態で乗っていました。当時大学生だったので親にお金を150万円ほど借りて月に3万円ずつ返していたと記憶しています。バイトに明け暮れる日々で、とても改造するお金なんてなかったのです。それでも友達を乗せて六甲山によく登りました。走り屋と間違われてたまにそれっぽい車に煽られたこともありました。私は安全運転が主義だったのでバトることもなく、ミーハーな86ドライバーだったのです。
今は結婚してマンションを購入したので車は持てません。今後私が夢中になれる車は現れるのでしょうか?安くて人気のある車を作ってくれるメーカーが出てきてほしいです。